覆面設備屋ブロガーの作業日誌です

ボイラー交換

  
\ この記事を共有 /
ボイラー交換

こんにちは、設備屋ブロガーです。

今回は、壁掛けボイラー交換を記載します。

壁掛けボイラー交換

壁掛けボイラーから同じく壁掛けボイラーの交換になります。

ボイラーはコロナ製UKB-G4020HT→UKB-AG470AMXに交換します。

交換になった理由はボイラー内の銅管にピンホール(穴)が空いてしまい修理対応するより年数も経っているので交換することになりました。

ボイラーは2003年製ボイラーで約10年経過しております。

ボイラー取外し

今現在ついているボイラーを取り外しますが、まずは排気筒から取外します。

今回の排気筒は直だしの排気筒でボイラー取り付け面から後ろに出す排気方式です。

外に行き排気トップを半時計回しで取り外します。

回しながらたまに引き抜く行為をすると抜けやすいです。

途中まで抜いた状態
引き抜いた状態

排気トップを外したら、ボイラー本体に接続されている排気筒と給気ホースを外します。

排気筒は熱の影響で内部についてあるOリングが固着して外れにくい時があります。

今回は外れにくいのに当たりました。

何度も外そうと試みましたが、無理なのでサンダーで切断することにしました。

サンダーにて切断

ボイラーと排気筒が離脱できれば、次に配管類を取り外します。

リモコンコードも忘れずに外します。

配管類を外す

配管類を外したらボイラーを上に持ち上げると後ろに取り付けてあるステーから外れます。

コロナの壁掛けボイラーの取り付けはステーを取り付けてから引っ掛けるタイプです。

ボイラーを外したあとステーだけが残る

ボイラー取り付け

壁に取り付けてあるステーはそのまま再利用できるので、新しいボイラーをステーに取り付けます。

私はボイラー交換はいつも一人でやりますが、ホントは取外しと取り付けの時は二人いると作業は楽です。でも、ボイラーを取付けてしまうと一人作業になってしまうから人は頼みません。

ボイラーを壁に設置したら、水平を合わせて排気筒と給気ホースを接続します。

排気管の伸縮管がボイラーと接続できるかを確認します。

今回のボイラーは、新規の排気管が若干短いのでボイラーの取付け位置を2cm上に上げました。

一度壁につけたボイラーを一旦外してステーを2cm上げる作業をしました。

これで、排気管も無事に接続できました。

ボイラーに排気筒を接続したら外に行って排気トップを取り付けます。

排気筒をボイラーに接続しないと排気トップは取付けにくいので、先にボイラーと排気筒は接続します。

排気トップをねじ込み込んで締め込みしたら外の作業は終了です。この排気筒を接続するときにもう一人いるとホントは楽です。

排気トップ取付け
排気筒と給気ホース接続

配管接続

ボイラーを取付けて、排気筒を接続した配管を接続して行きます。

私はいつも配管を接続する時は水、お湯の順番で接続します。

このボイラーの水の接続口にはボールバルブが使われていました。

壁掛けボイラーの接続には基本はアングル止水栓を水、お湯につけるのがセオリーだと思います。

ボイラーの修理やトラブルがあった場合に水、お湯ともに開閉できるものがあった方が、後々便利です。

水、お湯の配管にアングル止水栓を取り付けます。

アングル止水栓取付け

止水栓を取り付けしたら、今回は油ホースを先に接続しました。

水の配管との距離が近かったので後でやるとやりにくそうだったので。

そして、ボイラー本体の水、お湯の接続ネジには3/4×1/2オスメスアダプターを取り付けます。

ボイラーとの接続はフレキ管20mmで接続する方もおりますが、私はいつもフレキ管は13mmを使用するのでこのアダプターを使用します。

油ホースの接続
オスメスアダプター

フレキ管にて水、お湯、追い焚きを接続します。

水・お湯の接続
追い焚きの接続

追い焚き管の接続はペアーホースとフレキ管を接続してますが、ここには平行ニップルを使用して接続してます。普通のフレキニップルでも接続できますが、両方平行ネジを使用した方がいいです。

平行フレキニップル
フレキニップル

通水

水、お湯、追い焚き配管の接続が完了したら、止水栓を開いて通水してみます。

ここで水が流れる音がして音が止まるまで聞きます。

水の止まらないでいつまでも流れる音がしていたら、何処かで漏水しています。

フレキ管の接続部などに漏水が無いかを確認します。漏水が無ければ油のコックも開にしてこちらも漏洩が無いか確認します。

リモコン取付け

ボイラーの前面パネルを開けると、リモコンコードの接続する端子がありますので、そこに白、黒を別々に接続します。

リモコン端子

既存の浴室リモコンを取外して新しいリモコンを取付けます。

浴室リモコンは、だいたいはコーキングにて周りを処理されていますが今回はコーキング処理されていなかったので、取外しが楽でした。

浴室リモコンの裏からリモコン線が出ていてその線の先は専用の端子取付けになってますが、専用の端子で取付けしたことがないので、その端子を切断して、ユニットバスに来ているリモコンコードと皮を剥いてお互いを端子によって圧着します。

浴室リモコン線
リモコン線同士を繋ぐ
リモコン線を圧着

浴室の壁に両面テープにて水平に取付けします。

浴室リモコン

次にメインリモコンを取り替えます。こちらの取り替えは既存のリモコンを取外して新しいリモコンを取付けるという作業になります。

メインリモコン

試運転

リモコンの取付けが完了したら、いよいよ試運転をします。

先に通水していたので、リモコンを取付けている間に漏水がある場合にはこの作業時間内に現れています。

漏水箇所も無いようなので、電源ケーブルを差し込みしてメインリモコンにて日付を合わせてから運転スイッチを入れます。予熱時間が5分ありますが、予熱が完了すると使用出来ます。

予熱も終わり、蛇口からお湯に変わるまで吐出させて設定温度になったら大丈夫です。

次に追い焚きを試運転します。

浴槽の湯量や温度は人の好みがあるので設定はお客さんに調整してもらいますが、試運転の時はいつも湯量180リットル、湯温41℃で私は試運転します。

今回のボイラーはオートボイラーなので自動お湯張り機能があるので試運転は楽です。ボタン一つでやってくれます。

全ての試運転が完了したので、使い方をお客さまに説明して終わりになります。

私は説明書を見るのが苦手な方なので、ある程度の使用する操作方法しかわからないので、いつも詳しくは説明書を見てください。と言ってきます。

最後にやっぱりボイラーやエコキュートは追い焚き機能が便利なフルオートかオートにするべきですね。

購入する時は少し高いですが、この機能は時間単価にしたら絶対に得する機能だといつも思います。

コロナUKB-AG470AMX

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Copyright©設備日記,2024All Rights Reserved.